弊社が管理しております物件の一つの、商業用途物件にて、
テナントの入居が決まり、テナント側のC工事が現在進められております。
その中でやはり出てくる問題といえば、給排水設備の増設や、
空調設備(エアコンや換気設備)の増設です。
基本的には既存の設備の使用が条件ですが、やむを得ない場合には
承諾をします、しかしいずれの増設工事の場合に、必ず必要となる工事が
躯体の穴あけ工事です!
元は壁や、床のところに穴を開けるわけですから、オーナーとしては
構造的な問題や、既存の設備への影響が心配になります!
そこで最近ではコア抜きの工事の際には必ずX線探査(レントゲン撮影)を要求し、
躯体の中にある鉄筋をできるだけ切断せず、また、打ち込まれている
電線管に損傷を与えないように工事を行ってもらうようにお願いをしています。
今回はA工事として弊社にてX線探査の工事を行いましたので
その模様をご紹介します。
まずコアを抜く予定の位置を確認し、特殊な機械で
裏と表の位置を合わせます、
写真はスラブ面での作業の様子ですが、
下階のスラブ下にフィルムを貼るために位置を合わせます。
そしてX線照射装置をセットします。
X線発生機を起動し、レントゲン撮影を行います。
撮影の時は、発生機側のフロアは立ち入り禁止となり、
フィルム側は1m以内に立ち入らないように規制をはります。
今回壁面でもX線撮影をおこないました。
裏側のフィルムの様子です。
X線の照射が完了したら、すぐに現像をおこないます。
車の後部に暗室が作られています。
現像液につけて現像作業を行っていきます。
現像が終わって確認している様子は、
お医者さんで、骨の状況を確認している様子と同じですね...
そして鉄筋や、電線管の無い事を確認し、コア抜きをおこないました。
鉄筋の位置を壁に墨出しした様子です。
今回のX線探査費用は11万円!!
決して安くはありませんね。
しかし、建物を永くまた安全に管理していくためには、
当然の支出だと思います。
テナント側の要望であれば、費用はテナント持ちですので、
オーナーさんが心配する必要無いと思いますが、
共同住宅でも、築古の物件で、間取り変更などをおこない、
エアコンの増設などが必要になる場合があります。
その時には、是非安全に工事を行えるように、
X線探査をご検討されてはいかがでしょうか。

